充実した毎日を過ごし、人生を豊かに美しく生きていくこと。そのためにはいったい何が必要なのか。UN CALLINER ZEEP(アンカリナーゼープ)では、ブランドテーマの一つである「神秘の検証」をキーワードに、様々な分野で活躍する人たちにライフスタイルという観点からインタビューを行い、美しく生きるための答えについて伺いました。
人々が探し求める美しい生き方と、それを叶えるための答えとは? 日々を過ごす身近な視点や、わたしたちを取り巻く地球環境といった大きな視点まで、美しい生き方を叶えるたくさんのヒントがそこにはありました。
ホリスティックヘルスコーチ
1988年11月30日生まれ 射手型 A型
千葉県佐倉市出身
松本さんが考える美しい生き方とは?
「自分にとっての幸せや豊かさに対して、真っ直ぐに生きることですね。」そう話してくれたのは“ホリスティックヘルスコーチ”という肩書を持つ松本さん。日本ではまだ聞き慣れない仕事だが、メンタル面だけでなく食事や生活習慣などを通してその改善をサポートし、心身ともに健康で幸せになることへと導くライフコーチのことだ。
「夫の転勤でオーストラリアのメルボルンへ移り住んだことをきっかけに、本当の幸せや健康について考えるようになり、“ホリスティックヘルス”というものを知りました。病気にならなくても、心と体全体のバランスが取れていないと本当の意味での健康とは言えません。欧米を中心とした海外ではヘルスコーチという存在も身近で、心身ともに健康であることの意識も高いんです。」
幼い頃は消極的で人に流されやすく、内面も外見も自信が持てなくて人を羨んだり、他の誰かに憧れることが多かったと語る彼女。移民の多いメルボルンで様々な人種やバックグラウンドを持つ人たちと出会い、個性豊かな人々が互いに尊重し合って生きる様子を目の当たりにすることで人生観が変わり、大きな影響を受けたのだという。
「現地の人たちはリラックスしていていつも明るくハッピーに見えました。それぞれ好きなことや幸せに向かって真っ直ぐに生きていると感じたんです。ネットやSNSの普及で情報が溢れる今、自分自信を見失ってしまうこともあると思います。私自身、以前は『ありのままで生きる』というような言葉は苦手でした。でも、彼らを見ているうちに心から湧き出る情熱や喜びを大切にするべきだと気付かされたんです。他人の目を気にせず自分の気持ちにもっと正直に自由になっていいんだと教えてもらいました。ずっと日本に住んでいたら気づかなかったかもしれないですね。」
美しい生き方のヒント
「食べることが好きというのもあって、発酵食品づくりにハマっています。メルボルンでは日本の食品が手に入りにくく価格が高いこともあって自分で作るようになりました。醤油麹や塩麹、味噌などの調味料から始まって、甘酒や納豆、キムチなども自分で作るうちに自然の発酵の力に感動し、手づくりの美味しさを知りました。」
海外では日本以上にコロナショックによるロックダウンが厳しく、お店から食料品が少なくなっていた当時の生活でも、発酵食品づくりは現地の暮らしでも役に立ったそうだ。6歳と4歳の男の子の母親として忙しい毎日を送る彼女は、今後は自分たちが食べるものを自分たちで自給自足するという力も、もっと求められてくるのではないかと語る。
「発酵食品は肌の調子を整えたり腸内環境も整えてくれるので、体を内側から美しくしてくれる効果もあります。つくるプロセスや発酵していく過程を楽しみ、そうしてできあがったものを味わうことまですべてが大切なんです。」
好きなコトやモノに対して、そのプロセスと結果の両方を大事にしながら自分らしく真っ直ぐに楽しむことも、美しさへと繋がっていくのかもしれない。
「美しく生きる」ためのマストアイテム
「朝起きたらまず手帳とジャーナリング用のノートを開いて、その日のスケジューリングをしたり、自分の心に浮かんできたモノを書き留めています。母親になって家事と育児に忙殺される毎日の中で、そうすることで限られた時間を有意義に過ごせていると感じられるようになりました。」
見た夢やその日の体調、昨日の出来事に不安に思ったことなど、なんでも『書く』ことで自分でも気付かなかった『自分自身』を見つけられるのだと彼女は言う。
「手書きで書くのが好きです。書いたり、読み返したりすることで不安やモヤモヤの本当の原因に気付いたり、自分はこんなことがしたかったんだと知ることもあります。自分の深い部分と対話をしているような、私にとって大きな意味を持つ行動であり、欠かせないアイテムですね。」
UN CALLINER ZEEPのお気に入りアイテム
「マルチに使えるマルラオイルの使い心地が気に入っています。オイルって重くてベタつくイメージがあったんですが、このオイルは軽いつけ心地でベタつかず、肌はもちろん髪や爪、ボディマッサージにも使えて、ハンドプレスで浸透していく感覚がとても心地よいですね。」
地球と美しく生きること
「地球にも体にも優しい選択が当たり前の社会を作っていきたいです。そのためには『自然のリズムに寄り添って生きること』が大切だと思っています。環境問題と聞くとどこか他人事に捉えがちですが、地球の健康は人々の健康にも直結しているんです。植物も動物も全て繋がっていて、地球に生かされているということを意識しながら、身近なところから地球に優しいアクションをしていけるようなきっかけを作っていきたいです。そうして仕事の仲間やSNSの繋がりなど、みんなで手を繋いでシェアしていくように、同じ価値観を持つ人と気づきを与えていく連鎖を増やしていけるといいですね」
エコやサステナブルという言葉にハードルを感じるのではなく、『必要なモノだけと暮らす』『モノを大切に長く使う』『ゴミをなるべく減らす』、そんなちょっとした行動に心地よさを感じ、穏やかに気分になったり心が整ったように感じられるようになっていけば、地球と美しく生きていけるのではないだろうか。